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【作戦会議】中国語の独学 勉強法を考えてみる

中国語初心者が、独学で学習初期段階を最速突破するための作戦会議。

独学とは?独学に適す方法は?道具はどうする?おすすめ方法は?

独学の勉強方法を一緒に考えてみよう。

本記事の前の記事はこちら→【作戦会議】はじめての中国語学習

前回の記事でも中国語学習について触れておりますが、あらためて、独学のみにポイントを絞り、おすすめの勉強方法をここにまとめます。

 

実は、独学が一番、学習密度が濃い。

授業でテキスト10ページぶんに該当する講義を受けたとします。
その講義の時間中に受け取る情報量。
はたして時間あたりに受け取る学習密度という観点で評価したら、濃い内容と言えるでしょうか。
先生は、いろいろな人を対象に教えているので、いろいろな人が情報をうけとりやすい標準を考慮して話を進めます。
また、講義の話には、「間」もあります。
はたまた、大きく考えると、講義を受けるために費やす移動の時間なども含めると、どうなのか。
テキスト10ページぶんの学習をするだけを考えたら、独学で自分にあったメリハリのつけ方でやったほうが早いはずです。

では、先生に教えてもらうメリットは何でしょうか。
先生に教えてもらうメリットは、テキストに含まれない、ネットで検索しても公開されていない内容が聞けることです。
その先生独自の見方やノウハウが聞けることに意味があります。
テキストやネット検索で、疑問が解消しないことを、先生が解消してくれる場合です。
もしくは、先生が教えることだけでなく、あなたの学習モチベーションのケアも含めて指導してくれる場合です。
同じ先生のもとで学ぶ仲間がいることで、励みになる場合もあると思います。
癖の矯正が必要な場合も、一人では解決しないので、先生にアドバイスしてもらうのがいいでしょう。

独学の壁、限界を感じたときは、先生に教えてもらうタイミングです。
まだ壁に当たったという局面でなければ、先生を探すよりも、いい教材を探すほうが重要に思われます。
単純に時間あたりの学習密度ということで考えると、独学に軍配が上がると思われます。

独学を継続させるカギは、脳内占有率を高めること。

突然ですが、あなたの脳内占有率を見せてください。
あなたが普段気にかけている要素の全ての総和が100%。
円グラフでいうと、まん丸い円の図の全体が100%です。
食いしん坊は、円グラフの大半を、食べ物を考えている部分で占められます。
仕事人間は、仕事を考えている部分が大半。
主婦であれば、家族や家事のことが大半。
心配症は、心配ごとが大半。
エロい人はエロ…という風になっていると思います。

脳内占有率の高いことに関しては、普段からアンテナが張られていると思います。
脳内占有率の高い関心ごとは、アンテナが張られているので、意識せずともいつの間にか詳しくなっていると思います。

学習しようとしている中国語の脳内占有率は今現在どれくらいの割合でしょうか。
気にかける頻度が多いでしょうか。アンテナを張っているでしょうか。
最初は意識して、気にかけるアンテナを張るようにしてください。
そうすると、今まで気にかけていなかったことの中にも新しい発見があるはずです。

例えば、看板の漢字を中国語読みしてみる気持ちになったり、交通機関の中国語アナウンスが気になってきたりします。
関心があることは、調べてみることにもつながります。
気にする頻度が多くなると、チョコチョコと、辞書などで意味や読みを調べることが多くなってくると思います。
調べることが発生すると、それに関連して新たな関心が生まれます。
そういうことが積み重なって、自然と知識が増える、自然に勉強する、さらに関心が高まる、という流れが出来てくると思われます。
脳内占有率が高くなると、意識せずともいつの間にか詳しくなる流れになっています。
まずは、意識して“気にかける”、意識して“アンテナを張る”ことをしてみてはいかがでしょうか。

ザイオンス効果で、中国語学習を好きになる。

初め「苦手なタイプだなぁ」と感じた人でも、何度となく接しているうちに、「うまが合う人」に変わることがあります。
同じ人やモノに接する回数が増えるほど、しだいにその対象に対して好印象を持つようになる心理現象を、ザイオンス効果と言います。
“接触頻度を増やすことで好感を持ってもらえる” この心理効果は、営業、広告、恋愛のテクニックとして知られています。
そのテクニックを使って、自分に対して、中国語学習が好きになるように仕向けてみてはいかがでしょうか。
何か一つでも、中国語に関連するものをいつも携帯する、いつも身につけておく。
身につけておけば、その存在は、いつも頭のかたすみで意識されています。
時間があれば、チラチラ見る。
中国語教材のA4コピーを一枚、紙を折りたたんで、ポケットに入れておくのもいいですよ。

隙間時間を活用して、いつでも、どこでも、勉強できる体制を作る。

独学のいいところは、時間、場所に制約されず、いつでもどこでも勉強できることです。
先の脳内占有率、ザイオンス効果の項目でも触れていますが、「チョコチョコやる」、「時間があればチラチラ見る」効果は、ばかにできません。
教室や勉強部屋に拘束される必要はありません。
喫茶店、公園のベンチ、交通機関の乗り物の中、どこで勉強しようが自由です。
なんなら、毎日、場所をかえてもいいわけです。
在宅時であれば、頭ぼさぼさ、尻を掻きながら、でも勉強できます。
もちろん、トイレ、キッチン、どこで勉強しようが自由です。
そういう自由さを最大限に生かす勉強体制にしたいものです。
場所を移動して勉強する前提で、便利な道具をそろえたいものです。

独学に最適な相棒は、タブレットとwifi機能付きの携帯音楽プレーヤー

独学の自由さを生かして、いつでもどこでも勉強するのに便利な道具としてお勧めしたいのが、タブレットとwifi機能付きの携帯音楽プレーヤーです。
できれば、中国語学習専用のタブレット1台、中国語学習専用のwifi機能付きの携帯音楽プレーヤー1台、合計2台をそろえることをお勧めします。
おすすめの理由を述べます。

※wifi機能付きの携帯音楽プレーヤーとは、ここでは、OS付きのものを指しています。
具体的に言うと、iOS搭載のiPod touch、Android搭載のウォークマンです。
スマホと同じようにアプリが使用できるものです。

■中国語学習専用にするわけ
・容量目一杯、中国語教材や中国語学習関連データを詰め込みたいから。
・他のことと区別して中国語学習専用機にすることで、自分に対して中国語学習に対する意気込みを表す。

■タブレットにするわけ
・携帯性と、画面の大きさとの兼ね合いを考慮するとバランスが良い。
・紙の書籍数冊ぶんもの情報が格納できる。
・動画も見られる。

■wifi機能付きの携帯音楽プレーヤーにするわけ
・ポケットに収められ、取り出しの瞬発性が高い。
・通話機能を除いて、ほぼスマートフォンと同じ機能がある。
・使用できる語学アプリが充実している。

■タブレットとwifi機能付きの携帯音楽プレーヤーの補完関係
・目に対する負担を考慮して、学習に使用するメイン機は画面が比較的大きいタブレット。
・取り出し瞬発性が高いwifi機能付きの携帯音楽プレーヤーは、メモ、辞書検索など、すぐ使いたいことに対応する。
・タブレットの教材を見ながら、wifi機能付きの携帯音楽プレーヤーで辞書検索という行為も2台使いだからしやすい。

独学用タブレット、wifi機能付きの携帯音楽プレーヤーの設定と使いこなし方

■設定に関して

両方とも中国語の入力ができるように、言語追加設定をする。
言語追加設定の操作例

よく見る中国サイトをお気に入りに登録する。
参考 中国サイト

PDFデータを収納するフォルダを作る。
ネットで見つけた中国語関連の記事は、PDFデータ化して収納しておく。
PDF化により、オフライン環境でも見られるようになる。

教材を収納する。
書籍教材よりも、データ化された教材を購入して、収納する。

wifi機能付きの携帯音楽プレーヤーに中国語学習アプリをダウンロードする。
辞書アプリと音声翻訳アプリのダウンロードは必須。

wifi機能付きの携帯音楽プレーヤーに中国語音声教材や、中国語の歌などを収納する。

■使いこなしに関して

タブレット
・座って勉強するときは、タブレットで勉強する。
(携帯プレーヤーやスマホで小さな字を見続けるのは目によくないため。)
・WEB上の情報、購入したデータ、自分で撮影した画像など、中国関連のデータは全てここに集める。
・データはデータ形式やジャンルに基づいて、フォルダ分けして収納する。

wifi機能付きの携帯音楽プレーヤー
・立ち姿勢、移動などのときは、音声教材や中国語の歌を聴きながら移動する。
・さっと取り出して、気になったこと、気づいたことをメモする。
・さっと取り出して、辞書アプリで気になったことを調べる。

収納する教材選びポイント
・隙間時間学習に適す短い時間で区切れるもの。
・書籍と音声データの突き合わせは結構手間なので、アプリやショートムービー集形式の動画教材。
・日本語音声が最小限のもの。日本語解説は視覚情報だけで、日本語の音声刺激が少ないもの。
・日本人の中国語学習は、漢字を切り口にすると非常にやりやすい。文字と音声が同時に確認できるもの。

以上、中国語の独学について考えてみました。

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